こんにちは、フィナンシェです。
最近季節外れの手足口病が流行しているということで
わたしの経験を皆さんにもシェアしようと思います。
手足口病の概要は後半に引用していますので、
そちらを参考になさってください。
結論からいうと、ガマン
大人が手足口病になったら、とにかく治るまで耐えるしかありません。
重症化しない病気ですからワクチンや特効薬は開発されません。
自然治癒力を信じて耐えましょう。
とはいっても、やれることはないのか、どんな風になるのか
具体的にお話します。
経験者がいるとわかると安心できる
最近では流行がニュースになったりするくらい知名度があがってきましたが
私がかかったころは手足口病なんて聞いたことなく、
ネットで調べてもあまり情報がなく、症状をアップしてくださってる方のブログを見て
私も感染したんだと確認できたし、心構えができたので
この経験を私もアップしておこうと思います
汚い、気持ち悪い足の画像を載せますので、苦手な方は見ないほうがいいです
症状(私の場合)
まず、夕方熱が39度2分まで出て、その後38度台が続き、下がるのに翌々日の朝までかかりました。
いつもは熱っぽくても数字を見たら悪化すると
体温は決して計らない私なのですが
王子の熱で体温計を使い慣れてしまったせいか
計ってしまった・・・・そしたら39度2分
結構上がるもんですね。
久々に高熱を出して多少フラフラ
それよりも頭痛が辛かった。
たくさん着込んで汗をかきたくても
夏だったので王子にあわせて部屋の窓を開けると気持ちよい風が通り抜け
汗をかくどころか寒いくらいでした。
それでなのか38度代が丸1日続きました。
何もやる気がしない、出来ればダラダラ寝ていたい
でも、王子は元気に動き回るし、オムツ替えや頻繁な水浴びもあるのに。
そして、やっと気づいたんです!
やっぱり体温を計ってちゃダメだって。
すると、いつもの私が戻ってきました。
数字にとらわれ過ぎて、いつもいつも体温が気になっていた。
だから、もう計らない
計らずに動くぞ!
それから頭痛に耐えつつ、洗濯・部屋の掃除をしたら何だかちょっとスッキリ。
案外動こうと思えば動けるもんです。
体調不良だったから控えめにしていた食事も
満たされる量をしっかり食べ(決して食べ過ぎない)
そして夜は一番風通しの悪いところで厚着をして寝て
朝方授乳後に体温を計ったところ36度7分になっていました。
熱が下がる前の日の夜中から喉の痛みがあったので
すぐに塩でうがいをしたのですが、いつものようなスッキリ感を感じられずにいました。
熱が下がってからは、あとは喉の痛みが引くだけだなと思っていたら
家事をしているときに、手にヒリヒリ感を覚え
歩くたびに足にマメが出来たような痛みが数ヶ所あることに気づきました。
確かに手も足もうっすら赤らんでいる・・・
王子の発疹に似てるかも!
と様子をみていたら、時間が経つごとに赤みの数がどんどん増えていきました。
手のひらと足の裏にだけ爆発的に増えていき、口の中は特に異常なし。
喉の痛みは、きっと喉に口内炎ができていたんでしょうね。
赤みは水疱になり、針をさすような痛みがあります。
どんどん増え、小さいもの同士がくっついて巨大化している部分も出てきました。
熱をもっていて、冷やすと気持ちいい。
逆に体温より高い温度になるとヒリヒリ感が増します。
だからオフロも辛いし、料理で少しでも温かいものを触ると痛い。
おにぎりが握れません、鍋の蓋が持てない、蒸し器も触れない。
さらに水疱は手の指先、足の側面にも広がり歩けなくなりました。
水疱に圧がかかると痛いので、どうしようもありません。
立ち上がる最初の1歩、その後の数歩が特に痛く、
しばらく歩いていると少しは慣れるが痛いには違いない。
膝で移動することもあったが、限界があるので
痛みを我慢して立ち上がり、歩いて移動していました。
親がこんなでも、先に回復した王子は元気にあちこち動き回ってくれるんですよね。
手足口以外にもうつった
私の場合、水疱が増えていくのと同時に、乳首にも痛みが走るようになりました。
痛みのピークが同じくらいだったので
私としては何らかの関係性を考えてしまいますが、
医師は手足口病が乳首にも広がった話は聞いたことがないといっていました。
ティートゥリーオイルを塗りつつ、痛みに耐えながらの授乳を続けました。
その間、2度ほどカサブタがとれました。母は強い。
そして、私の場合は頭にも発疹が出来ました。
かゆみがあるから頭をかくと、いたるところにプツプツ赤いデキモノがあって
これも医師にみせましたが、これも手足口病とは関係ないだろうと言われてしまいました。
そもそもこの頃の医者は、手足口病といえば子供の症状であり
大人にはうつらない、という考えのもと診察していましたから、仕方ありません。
痛いものは痛いのに、理解してもらえない大人のツラさ。。。
とにかく見苦しい足【画像】
発疹に気づいてから最高潮に痛くなるまでに1日半かかりました。
峠を越えて半日で耐えられる痛みになり
そこからは回復が早く、どんどん気にならなくなる
しかし、見た目はこの頃が一番ヒドイ!
画像です
↓
↓
↓
汚くてすいません。右足
↓左足
もう、これは痛みがほどんどなくなったころの画像です。
しばらくこの状態が続きます。
一番痛いときは、水疱の色が薄く、画像に撮ってもそんなに痛そうには見えません。
この赤い部分は水疱の水分がなくなり、皮膚とくっついた状態。
白い部分は同じく水疱の水分がなくなり、空洞になった状態です。
足の側面(くるぶしの下あたり)の画像は載せてませんがヒドいもんです。
歩くときによく使うところ、靴にあたるところは
水疱の水分がなくなるどころか多くなり、マメのようになりました。
その後数日でほとんど痛みもなく、回復に向かうにつれて、若干カユイです。
あとは時間が治してくれます。
発熱から回復まで1週間
発熱から計算すると1週間かかりました。
痛みのピークに達したころは、なんでこんな目にあってんだろう???
この痛みはいつまで続くんだろうと、かなり落ち込みましたが
今思えばピークはあっという間、
子供と同じで回復は早いもんでした。
でもすっかりキレイな皮膚にまで回復するには随分時間がかかりますけどね。
仕事がある人がかかるとツラい
手足口病にかかったころの私は育休中で、カラダがだるくても
足が痛くて歩けなくても、動かず、寝ていれば、時間とともに回復しました。
しかし、これが会社員のお父さん、仕事を持つお母さんの場合だったら大変!
歩くの痛い、
靴が履けない、
指先痛くてパソコン打てない、
温かい飲み物持てない
口の中痛くて食べられない・・・・
いつもより何倍も行動に時間がかかることが予想されます。
お子さんに手足口病の症状がみられたら、気を付けられないけど
気を付けてくださいとしか言えません。
対策・役に立ったもの
まず子供が発熱したところから始まる、手足口病のストーリー。
親にうつるということは、子供の看病で免疫が下がってしまうからです。
授乳中のお母さんなら、我が子とくっつかないわけにはいけませんし、
熱があると、いつも以上に甘えておっぱいを欲しがる子供に
いつも以上に授乳回数が増え、おっぱいタンクが空っぽになりますよね。
でも、そこで頑張らず、子供と一緒にごろごろ寝て、体力の温存に注力してみてください。
元気があれば、ウイルスも近寄ってきません。
おっぱいタンクが空っぽになるから、たくさん血液を作りたいところですが
材料となるご飯を食べすぎるのも要注意です。食べ過ぎると免疫は下がります。
ほどほどに補給していきましょう。
役にたったものというと、夏だったこともあり、
お布団に敷くヒンヤリマットでしょうか。
体温以上に温かいとヒリヒリする水疱ですが、冷たいととっても気持ちいいです。
あとは、お料理中に手に湯気が触れるだけでも痛いので
手袋などを使って、直接触れない工夫もいいと思います。
まとめ
出来ればなりたくない病気ですが、よい経験になりました。
いつも忙しくしているお父さん、お母さんにうつってしまったら
『少しゆっくりして、カラダを休めて』というお知らせなのかもしれません。
そんなときは、ガッツリ休んでみてください。
たまに熱を出すことも、排毒効果があり、よくない細胞が焼き切られ
カラダがリセットされます。
回復したあとは、また一段階グレードアップした自分と会えることでしょう。
今回の記事が、一人でも多くの方のお役に立てればと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
【参考】手足口病とは
Q1 手足口病とはどのような病気ですか?
A1 手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。
出典:厚生労働省ホームページ
Q2 どのようにして感染するのですか?
A2 感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。特に、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。理由は、子ども達同士の生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であることや、衛生観念がまだ発達していないことから、施設の中で手足口病の患者が発生した場合には、集団感染が起こりやすいためです。また、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、感染した子どもの多くが発病します。
出典:厚生労働省ホームページ
Q3 どのような症状が出ますか?
A3 感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。(特にEV71に感染した場合には、他のウイルスによる手足口病と比べて、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いことが明らかとなっています。)また、手足口病の典型的な症状がみられずに重症になることもありますので、注意が必要です。なお、近年、コクサッキ―ウイルスA6感染により手足口病の症状が消失してから、1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。
出典:厚生労働省ホームページ
手足口病にかかったこどもの経過を注意深く観察し、合併症に注意をする必要があります。
予防対策について
Q4 感染しないようにするために、どのようなことに注意すればよいですか?
A4 手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。治った後でも、比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあります。また、感染しても発病はせず、ウイルスを排泄している場合があります。これらのことから、発病した人だけを長期間隔離しても有効な感染対策とはならず、現実的でもありません。前述したように、衛生観念がまだ発達していない乳幼児の集団生活施設では、施設内での感染の広がりを防ぐことは難しいです。しかし、手足口病は、発病しても、軽い症状だけで治ってしまうことがほとんどであるという意味で、感染してはいけない特別な病気ではありません。これまでほとんどの人が子どもの間にかかって、免疫をつけてきた感染症です。
一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。
手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。また、タオルの共用はしてはいけません。
手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄されますし、また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ
治療について
Q5 治療方法はありますか?
A5 手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。また、基本的には軽い症状の病気ですから、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合がありますから、経過観察をしっかりと行い、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ
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